Synergy Research Groupがクライド機器市場を2012年第三四半期のスナップショットを発表した。

世界全体市場規模; $9.7B

<機器別市場規模>
– サーバ機器; $4.8B
– ネットワーク機器; $2.6B
– ストレージ機器; $1.6B
– その他; $0.7B

<地域別市場規模>
– 米国; $3.9B
– 日本; $0.9B
– 中国; $0.6B
– その他地域; $4,3B

<ベンダートップ>
IBM > Cisco > HP > Dell > EMC > VMWare > Oracle > NetApp > Brocade/Foundry > 日立

本来これらデータは有償であるが、今回、ここまでの公開がこれ以上のデータは有償となるので、このデータについて考察を加える。

やはり、市場規模は米国がトップだが、2位の日本の4倍以上の規模を持し、40%程度を占めている。やはり、大きな市場である。
2位が日本ということは「なるほど」と思うところもあるが、中国がEU諸国を抑えて3位ということは驚きである。今後の推移が注目される。

ベンダーシェアで見た時、IBMがトップということは「やはり」と思うところである。全体的にこの顔ぶれが興味深いことは事実ですが、驚かされるのは、VMWareが6位に入っていることである。
仮想化ソフトのベンダーとして頭角を現してきたスタートアップであるが、ここまでプレゼンスがあるとは見ていなかったので、驚きである。
もう一つの驚きは、トップ10にMicrosoftが入っていないことである。PCデスクトップ・社内サーバでは大きなプレゼンスを持っているが、クラウド機器市場ではNo.14になっている。クラウド機器市場ではMicrosoftも頑張っているようだが、今後が気になるところである。

最後に

Synergy Research Groupはクラウド機器市場のスナップショットを、4半期単位で発表しております。
本データの詳細・購入をお考えの方は、当社までご連絡をお願いいたします。