Bill とはマイクロソフトのBill Gates、SteveとはAppleのSteve Jobs、そしてEricとはGoogleのEric Schmidt の事である。
実はこの3人は1955年生まれだそうな。 驚いた。
SteveはマックでPersonal Computerという市場を切り開き、今はiPod。 中心軸は個人を相手としたエンターテイメント系
BillがWindowsでそれを確立させ、かつソフトウェアをビジネスとして成立させた。 中心軸はOSとOffice Suite でビジネス。
Ericは、Larry Page/Sergey Brinという若者二人と組んだにせよ、ネットの時代の申し子の一人である。
Steveはハードを収益源とし、ビジネスモデルは製造業志向で従来を踏襲。
Billはソフトを収益源とし、ビジネスモデルを自分で作った。
Ericはネット・広告を収益源とし、今、ビジネスモデルを作っているところ。
Billは今の仕事はあと一年で総仕上げとし来年は引退し(卒業し?)慈善事業へ、Steveは、iPODでもう一勝負、Ericはネットビジネスで一山あてるところ。
SteveとBillには共通するものはあるが、Ericは年は行っているが、Steve/Billとは世代が違っており、比較対象にはなりえないと思っていたのだが。
彼らそれぞれの、今日ここにいたるまでのこの30年間の戦いを思うと色々なことを考える。 彼らの今後にある戦い、そして、彼らが持っている時間を考えても、色々なことを考える。
そして、私も、自分がネットの可能性に気づいた84年からここにいたるまでの事 (富士通でネットのハードビジネスをやり今はネットでソフト/広告ビジネスをやっている)、これからの事、自分が持っている時間を考えても、色々なことを考える。
私の会社も今日で2007年度が終わって、明日から2008年度。
自分が持っている時間の中で、せめて、彼らの1/1000にでもなりたいものである。 いや、「1/1000になりたい」は淋しすぎるか。 「 最低でも、1/100を越える」ことにするか。
それにしても、この3人、Steve, Bill, Eric。 どこにでもいる名前、平凡な名前。 こんな連中が、世界を変えたし、変えていくのかと思うと、面白い。