謹賀新年

明けましておめでとうございます。

ICTラボラトリー代表取締役の鈴木浩之です。
昨年は、多くの方にご支援をいただき、ありがとうございました。

早いもので、当社は2006年6月設立ですが、3年目になります。
昨年は、3月に渋谷に事務所を移転、9月にはきもの特化SNS「きものコンシェルジュ」をオープンと、二つの大きなマイルストーンを通過しました。
まだまだ自分としても不満なところもありますが、当社も3年目になって、ようやく、少しづつとはいえ事業体として体をなしてきたかなと、というところです。

今年は、仮想CxOサービス事業 (ウェブシステム開発受託)の拡大、きもの特化SNS 「きものコンシェルジュ」を軌道にのせるということ、を進めていきます。
また、これに甘んずることなく、今年はICTラボラトリーを一人前の企業・法人へと育てていきたいと考えております。

私が考える一人前の企業とは・・・

1) Wiin-Winの関係をすべてのステークホルダーとの間で持っていること、即ち、

  • お客様に高い満足度を提供する
  • スタッフにやりがいと充実感、達成感を提供する
  • 応援していただいている企業の方々に「取引をしてよかった」と言っていただく

2) 安定感を、例えて言うならば、「この会社には今後10年、まかせても大丈夫」という安定感を、すべてのステークホルダーに持っていただくこと。

3) 社会の一員として、税金を払うということ。


どこまでできるかはわかりませんが、一歩一歩しっかりと進んでいく所存です。
本年も、昨年同様、叱咤激励のほど、よろしくお願いいたします。

2008年1月1日

株式会社 ICTラボラトリー代表取締役 鈴木浩之

 

Overnight Success

「Overnight Success」という歌でもう一本、書きたくなったので。 

 

この歌がソニーのCMで流れはやったのは85年頃。 確か、私が富士通に入る前後だったと思う。 富士通で自分ができること、やらせてもらえることに期待しつつ、5年後 (30才)、10年後 (35才)の自分を思いつつ、必要なスキルをどうやって少しでも早く身につけるかを考えていた時期であった。

youtubeのビデオを見ると、ショーウィンドウの衣装を前にして、その衣装を着て踊る自分のイメージを膨らませ踊りだす女の子がいる。練習し、オーディションを受ける男の子・女の子がいる。こういった時、経験も少ない時期、人もどうしても線が細くなって、繊細になってしまうものだが、Teri DeSario の繊細な声・歌い方も、合っている。

シチュエーションはまったく違うけれど、あの当時の自分を思い出してしばし、見いっていた。

 

起業して一年。 試行錯誤の一年であった。 少しは減ったが、それでも、戸惑うことの多さ、能率の悪さに、いつも腹を立てている。それでも、久し振りに会ったある若手社長に「社長っぽくなってきましたね。」と言われて、変化を感じたりもしている。 今一度、初心にもどって、夢を、イメージを膨らませていきたいと思う。

データは貯めておいた方がよい

1985年頃、ソニーがコマーシャルで使った楽曲に、Overnight Successという歌がある。 70年代前半生まれの人ならば、聞けばわかると思う。 実際にitune, youtubeに行くと、聞くことも見ることもできる。
http://www.youtube.com/watch?v=u-yGDBTebFM

「あの曲、また、聞いてみたいな」と思っても、レコード会社のサイトを見ても見つからない。 実は歌手の名前も知らなかったので、タイトルそのものも記憶違いかと思っていた。

ふと思いついて、ituneで探してみた。 見つかった。しかも歌手の名前もわかった。Teri DeSario というそうな。
今度は、youtubeで探してみた。 あった、あの当時のコマーシャルフィルムが。 多分、プロモーションビデオだったのでしょうね。 

20年間、探しても見つからなったものが (いつも探していた訳ではないが)、一瞬にして見つかる。見られる。
ちなみに、Overnight Successが収録されているCDがアマゾンでは9500円で売っていた。
ituneでは、1200円で買える。
まったく便利になったものですね。


根本にあるのは、検索・流通にかかる手間・コストがドラスティックに下がったということ。
文書・音楽・ビデオ等々のデータがネットに掲載され (ストレージされ)、インデックス化され、それにコンピュータの検索能力が非常に高速になったことによるのでしょうが。

とにかく、データにしてハードディスクに貯めておけば、なんとかなる。 今までは、あまりの情報の多さに絶望的であったが。

これからは、とにかく、文書はデータにして、とにかく貯めておきましょうね。 貯めておけば、なんとかなります。 ハードディスクも安いし。


そういえば、官公庁には文書を保存することに法的義務はないとか。
で、勝手に書類を廃棄して、「当時のことは記録がないのでわかりません」。
それならば、とにかく、pdfにでもして、残すようにしてほしいものですね。
もっとも、問題が起きた時に書類を廃棄しておいて、「ありません」とやっているのならば、もう救いようもありませんが・・・

最後、脱線しました。

ポイントは、ハードディスクは安い。 資料は片っ端からデータ化/pdf化して、ディスクに入れておきましょう。 そうすれば、10年経っても、すぐに見つかります。

文楽とシェークスピア

NHK教育の「トップランナー」という番組が、私は好きである。今が伸び盛りの若手との対談番組であるが、それが面白い。

今日 (7/7)のゲストは、文楽太夫の豊竹咲甫太夫さん。 自分自身、文楽なんて見た事もない。私の印象も、昔のもの、古典、古臭い、そんな感じ。

彼曰く、「文楽は人間の情の物語。 人間は昔も今も同じ。変わっていない。」

そんな話を聞きながらふと思ったのは、「そういえば、欧米ではシェークスピアの評価は高い。それに、日本人だって、シェークスピアが好きだよな。 彼なんて1600年頃の人間。日本人の我々にとっては時代的にも、文化・地理的にも随分、離れている」ということ。  

そういう観点から見ると、「文学が古臭い」というのは、私の先入観・思い込みと思わざるを得ない。
自分の、日本の古典芸能を見る目が変わった瞬間であった。

それに、人形浄瑠璃文楽って、世界無形文化遺産なのですよね。 
実は近くにあるだけに、その価値を私達は分かりきれていないのかもしれない。

ちょっと話は変わるのですが・・・

文楽では一人の太夫が複数の役者/人形のセリフとト書きを一手に引き受けて発声します。 本来は息継ぎが大変なのです。 人間同士の会話のように聞かせなければならないし、人形にあわせて声を変えなければならないから。
しかし、彼曰く「人形/役者の息遣いは聞こえてもいいが、太夫の息遣いは観客に聞かせていけない。舞台に、芝居に緊張感がなくなる。」
太夫がこの言葉を発した時、妙にテレビに静けさ・沈黙が張り詰めたように感じた。
太夫は32才とはいえ、伝統の家に生まれ育ち古典どっぷりの人だし、スタジオに来ている人達とは育った環境はまったく違うでしょう。
でも、この言葉の意味は分かるし、そして、結果、同じ空気を生み出し、共有し、共鳴できる。
根っこで同じ文化を共有する人間、日本人なのです。

ついでにもう一つ
今後について問われて太夫曰く「これまではハイキングだった。これからは本当の登山になる。空気もどんどん薄くなってきた。」
ここまではお師匠さんや先人の足跡をたどりつつ来た。 正しい道であると知っていた。 いよいよ、道がなくなってきた。 ここから先は、自分で道をつけていく。 正しいか、正しくないかは分からない。 それでも、行く。
芸を極め、道を極め、かつ、その先を行く。
日本人的だな、と思う。
でも、それでいいと思う。

「トップランナー」という番組、そういう人を見せてくれるから、私は気に入っている。

Bill, Steve, Eric

Bill とはマイクロソフトのBill Gates、SteveとはAppleのSteve Jobs、そしてEricとはGoogleのEric Schmidt の事である。 

実はこの3人は1955年生まれだそうな。 驚いた。 

 

SteveはマックでPersonal Computerという市場を切り開き、今はiPod。 中心軸は個人を相手としたエンターテイメント系

BillがWindowsでそれを確立させ、かつソフトウェアをビジネスとして成立させた。 中心軸はOSとOffice Suite でビジネス。

Ericは、Larry Page/Sergey Brinという若者二人と組んだにせよ、ネットの時代の申し子の一人である。

Steveはハードを収益源とし、ビジネスモデルは製造業志向で従来を踏襲。

Billはソフトを収益源とし、ビジネスモデルを自分で作った。

Ericはネット・広告を収益源とし、今、ビジネスモデルを作っているところ。

Billは今の仕事はあと一年で総仕上げとし来年は引退し(卒業し?)慈善事業へ、Steveは、iPODでもう一勝負、Ericはネットビジネスで一山あてるところ。

SteveとBillには共通するものはあるが、Ericは年は行っているが、Steve/Billとは世代が違っており、比較対象にはなりえないと思っていたのだが。

 

彼らそれぞれの、今日ここにいたるまでのこの30年間の戦いを思うと色々なことを考える。 彼らの今後にある戦い、そして、彼らが持っている時間を考えても、色々なことを考える。

 

そして、私も、自分がネットの可能性に気づいた84年からここにいたるまでの事 (富士通でネットのハードビジネスをやり今はネットでソフト/広告ビジネスをやっている)、これからの事、自分が持っている時間を考えても、色々なことを考える。

私の会社も今日で2007年度が終わって、明日から2008年度。

自分が持っている時間の中で、せめて、彼らの1/1000にでもなりたいものである。 いや、「1/1000になりたい」は淋しすぎるか。 「 最低でも、1/100を越える」ことにするか。 

 

それにしても、この3人、Steve, Bill, Eric。 どこにでもいる名前、平凡な名前。  こんな連中が、世界を変えたし、変えていくのかと思うと、面白い。 

国際人であること

新渡戸稲造と言う人を皆さんも、知っていると思う。

「あの五千札の人」といえば、「あぁ、そうか」と大抵の人が言うと思う。

彼は、「武士道」という本を書いた人であり、東京女子大の学長などもつとめた人である。

 

今日 (2/10)の日経新聞夕刊の「あすへの話題」を見ていて驚いた。 彼は、国際連盟の初代事務次長でもあったのである。

国際社会における日本のポジション、あるいは、個人が欧米社会でひとかどの人物となることの難しさを考えると、とてもスゴイ事とも思える。

でも、可能なのです。

 

こういった人がいたということは、とても誇らしいことと私には思える。 私も、この人に見習いたいものである。

 

あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

株式会社 ICTラボラトリー代表取締役の鈴木浩之です。

 


「個人 (Individual) ・コミュニティ (Community) ・会社 (Company)に技術 (Technology)を提供し、共に明日 (Tomorrow)を創る。 当社はその為の研究所 (ラボラトリー)となる。」を理念として昨年6月に会社を設立し、初めてのお正月を迎えました。
昨年中は、大変、お世話になり、ありがとうございました。 おかげさまにて、事業としては想定以上のスタートを得ることができました。

 

ひるがえって世界を見ると、Web2.0に代表されるネットワーク技術が成熟し様々なサービスが開発され、情報を使う側・情報を提供する側の双方で理解が深まってきた年でした。 又、安倍内閣も「成長」をキーワードとしており、それに基づいて様々は施策が予算化されつつあります。  
成長エンジンが揃い始め、新ビジネスを始めるのに適切な環境が整ってきました。
今年はいよいよ「Web2.0の実践の年」となり、事業者はWeb2.0をテコとしてのビジネス拡大と新ビジネス開拓に努める年となります。  
本年は、当社がその起業理念を発揮する年の始まりとなるはずです。

 

二年目となった今年は、設立初志に基づき、「皆様の研究所となって、ネットワーク技術が開く可能性をお届けしビジネスの成功と次の未来への希望を皆様と分かち合いたい」と考えております。
当社は今年も、技術という成長エンジンを皆様に提供しビジネスの成功を皆様と共有すべく、研究を重ね精進をしていきたいと考えます。
皆様方からのご指導ご鞭撻のほど、お願い致します。

 

又、皆様のますますの発展を祈念しております。

以上、簡単ですが、新年のご挨拶と抱負とさせていただきます。

初めに: トランスフォーメーション

満ちれば果てる。 果てれば満ちる。

 

PC・ブロードバンド・インターネット・携帯電話といったICTインフラの浸透が一定レベルを越え、世の中の常識・ルール・コミュニケーションが変わり始めた。 
パラダイムが変わり、Googleが台頭しWeb2.0に象徴される技術とそのビジネスモデルが注目され、普及し始めている。

Googleに代表されるWeb2.0企業の台頭が著しい。 一方、この20年間コンピュータ市場をリードしてきたBill Gatesが2008年7月にMicrosoftから引退する。
マーケットリーダーの世代交代も確実に進んでいる。

 

パラダイムシフト・技術の世代交代・時代に対応した新ビジネスモデル。 

 

これらが新しいビジネスチャンスを生みだし、世の中を変えていく。 世の中が変わることで、そこには新しいビジネスチャンスが生まれるスペースができる。 

新ビジネスモデルを創り世の中を変えるのは人であるが、同時に、人も、新しいビジネスチャンスに触れることで、世の中の変化に接することで、視界が変わり、行動様式も変わっていく。  人・ビジネスモデル・世の中は相互に影響しあい、transform していく。 

本レポートでは、トランスフォーメーション (Transformation) をテーマに、この変革の時代に新しく生まれるビジネスモデルとそれの世の中へのインパクトを報告していきたい。 

あわせて、今、目の前で起きているTransformationを見ることで、次のTransformationとビジネスモデルを拾い上げ、報告していきたい。

目的

プロジェクトを遂行の過程で、あるいはニュース・書籍を読む中で、色々なことを私自身も感じています。 そういった暗黙知を発信していく予定です

(例; 当社新サービスについて思う事、今月の一冊、新しい技術・サービスに思うこと、等々)